【Jazz Guitar】Solo Masterpieces / Pasquale Grasso (2020)

連作ソロギターEPがワンパッケージにコンパイル、そして新録を収録

現代のヴァーチュオーゾ、ソロギター・プロジェクトの集大成

トラディショナルなスタイルの可能性を拡張するパスクァーレ・グラッソ

コンテンポラリー・ジャズのギタリストの多くが、トラディショナルなスタイルから離れ、新しい表現方法を模索し進化を続けています。しかしながら、今からジャズを聴いてみたい、知りたい、という方にとっては混乱してしまう現状なのも確か。

ジャズとは進化し続けるもの、という側面はあるものの、トラディショナルなスタイルのジャズにもまだまだ可能性があるのだ、と教えてくれるのが今回ご紹介するPasquale Grasso(パスクァーレ・グラッソ)の作品です。

以前ご紹介した Solo Standards Vol.1 / Pasquale Grasso (2019)から続くソロギター作品をまとめ、2020年3月にストリーミングのみでリリースされた今作、『Solo Masterpieces / Pasquale Grasso (2020)』。クラシックギターとジャズギター、両方を学んだ彼だからこそたどり着いた、トラディショナルなジャズの新しい表現方法を存分に堪能出来る内容となっています。

2020年は、5月発表の 『Solo Bud Powell』 を皮切りに、8月に 『Pasquale Plays Bird』 、10月には 『Solo Duke Ellington』 がリリースされますが、本作は今までの収録作に加え、各プロジェクトから先行して楽曲が収録されています。

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新規収録曲

5月リリースの『Solo Bud Powell』 からは5曲目の Hallucinations と8曲目 Bouncing With Bud が収録。

8月リリース予定の 『Pasquale Plays Bird』 からは11曲目 Parker’s Mood が、10月『Solo Duke Ellington』 からは6曲目 Sophisticated Ladyが収録されています。

現在はニューヨークを拠点に、ジャズクラブ Mezzrow や Café Bohemia などで活動する傍ら後進の教育にも力を入れているパスクァーレ・グラッソ。今後も間違いなくジャズギターを牽引していってくれるパスカル・グラッソの活躍から目が離せないですね。気に入っていただけたら幸いです。

パスクァーレ・グラッソのバイオグラフィーはこちらもご覧下さい。

Pasquale Grasso オフィシャルサイトはこちらから

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Pasquale Grasso Solo Masterpieces Artwork
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