YEAR

2019年

    【Jazz Trumpet】Kind of Blue / Miles Davis (1959)

    ちょっとだけブルーに染まりたい夜に。静寂のキャンバスに描かれたブルーに酔う喜び。文字通り人生を彩る様々な『Blues(ブルーたち)』を美しく奏でるマイルスデイビスの代表作のひとつである、モードジャズの名盤『Kind of Blue』をご紹介します。

      【Jazz Piano】Portrait in Jazz / Bill Evans Trio (1959)

      もう会うことのない人を思って聴きたい。フックの効いたオープニングから始まるこのテイクは、正に恋人を失った切なさと、枯葉舞う秋空のイメージにピッタリで、寒い日に外で聴くとまるで恋愛映画の主人公になった様な、カタルシス溢れる名演です。

        【Jazz Sax. Trumpet】Dexter Gordon Benny Bailey Quintet / Revelation (1974)

        1974年11月スウェーデンで録音されたこのライブテイク。変化していく事に価値が置かれていたJazz。モードジャズ、フリージャズと目まぐるしく変化し、すっかり変わってしまったアメリカを離れ、遠いヨーロッパの地で出会ったふたり。練り上げられた『変わらない良さ』にも価値があると証明してくれています。

          【Jazz Sax. Guitar】Paul Desmond / Glad to be Unhappy (1964)

          愛の悲しみへの処方箋。ポールデスモンドのアルトサックスの柔らかな響きと、隙間を縫う様に紡がれるジムホールのギターが全編で堪能出来ます。ジムホールはソロにおいても非常に評価の高いギタリストですが、数多くのアーティストと共演をしており、共演作としても代表作となる素晴らしいアルバムです。