Cメジャーコードで学ぶギターの基礎理論 Lesson 1

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Cメジャーコードを軸にギターの指板を完全把握する

形と距離で直感的に把握する指板上の音程

指板上で迷子にならないためのマイルストーンとしてのC音

ギターを始めたばかりの頃、まず覚えるコードと言えば『Cメジャーコード』ではないでしょうか。他にもコードをいくつか覚えると、簡単な曲が弾けてしまう気軽さもギターの魅力です。

しかしながら、ギターはコードフォームを覚えてしまうと、自分が何の音を弾いているのか全く理解していなくても和音が鳴らせてしまうため、ある程度弾けるようになった中級者にいたるまで指板上になかなか音が見えてこず、指板上で迷子になりがちでもあります。

日本の音楽教育はドレミを歌うことから始まりますので、Cメジャーキー(ハ長調)多くの方が直感的に持っている音楽的感覚だと思います。

そこで今回は、親しみのあるCメジャーキー(ハ長調)で、多くの方が最初に覚えるローポジションでのCメジャーコードを通してギターの指板を直感的に把握出来るよう、順を追って見ていきましょう。

是非ギターを片手に、音を出して響きを確認しながらご覧下さい。

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Cメジャーコードとは

Cメジャーコードの基本フォームを3つの構成音から理解する

Cメジャーコードとは、C(ド)とE(ミ)とG(ソ)の3つの音で出来ているコードの事です。C E Gと順番に並ばなくても、この3つの音が鳴っているとCメジャーコードとして響きます。

Cメジャーキー(ハ長調)でもっとも落ち着く、終止感が得られるコードです。

ギター コードフォーム C ローポジション

C音はルート音(根音)

この開放弦をともなったフォームは、非常にゴージャスに響くフォームです。ダイアグラム横に示した赤色の弦はC、このコードのルート音(根音)と呼ばれる音で、Cメジャーコードの最も重要な音になります。

2つのCはオクターブ関係にある

薬指 5弦3フレットと、人差し指 2弦1フレットC音です。この2つのCは、1オクターブの関係にあります。このオクターブの位置関係は感覚的に覚えてしまいましょう。

ドレミファソラシド、と歌って行くとまたドに戻りますよね、それがオクターブの関係です。

E音はメジャー3rd(長3度)

中指 4弦2フレットと、1弦6弦開放弦Eとなります。中指 4弦2フレットのEを中心に見ると、1弦と6弦開放弦のEはそれぞれ1オクターブ上と下の音です。このオクターブの位置関係も、感覚的に覚えてしまいましょう。

このCメジャーコードの中でEはメジャー3rd(長3度)の音となります。この音がメジャーコードの明るい調性感を司っており、コードの調性の根幹となる音です。

重要なルートとメジャー3rdの関係

5弦3フレットC音とこの4弦2フレットE音のルートとメジャー3rdの位置関係は非常に近い場所にあるので覚えやすいと思います。とても重要な音ですので、ルート音との位置関係をしっかり覚えておいて下さい。

G音はパーフェクト5th(完全5度)

3弦開放弦のGは、このフォームで唯一のパーフェクト5th(完全5度)の音です。ルート音と非常に親和性が高く、ルート音の響きを強める役割を果たす音です。

ロックなどでよく用いられる『パワーコード』はご存知でしょうか。ルート音とこの5thの音のみで構成される調性のないコードで、音圧を稼ぎたい時に使います。ロックのリフやバッキングを思い浮かべると、パーフェクト5th(完全5度)の迫力を強めるイメージがお分かりいただけると思います。Cの音に対して3弦5フレットもG音になります。曲を練習していてみたことがある方もいらっしゃる配置ではないでしょうか。

しかしながら、調性とは関係ない音になりますので、ジャズなどで落ち着いたバッキングなどを求められる場合はその音圧が他の奏者の邪魔になり、しばしば省略される音でもあります。

3rdや5thって何?

ドレミで何番目かを示すナンバー

これまでに出て来たルート音(根音)、メジャー3rd(長3度)、パーフェクト5th(完全5度)とは何でしょうか。

これはコードを構成する最低限の音です。ドレミファソラシドと音を並べた最初のドから何番目、という意味で、最初につくメジャーやパーフェクトは、それぞれの役割を示しています。

Cメジャーキー(ハ長調)は、いわゆる耳馴染みのあるドレミファソラシドで演奏されるキー(調)のことで、ピアノで言う白鍵のみの音で構成されます。

オクターブ内の13の音を区別するためのネーミング

ピアノのドとミの白鍵の間に黒鍵があります。メジャー3rd(長3度)の半音下の音はマイナー3rd(短3度)と呼ぶのですが、そういった半音違いの音を区別するためにメジャーやマイナーなどの名前が頭に付きます。

ドレミ〜と指を折って数えると、音の数ははドから1オクターブ上のドまでで8つですが、その間にも音があり、半音(クロマチック)で数えると13の音があるのです。

ギターを横方向に考えると、ギターは半音ずつにフレットが打たれていますので、各弦で開放弦と12フレット がちょうど1オクターブの関係にあります。

これら半音ずつ積み重なった音の連なりの中から、Cメジャーキー、Cを始まりとする明るい音階から出来た調和の取れたキー(調)であると定義付けるのが、ドレミファソラシドの音並び、Cメジャースケールなのです。

では、今回見てきたローポジションのCコードフォームの1番低い音である5弦3フレットのCから、Cメジャースケールを弾いてみましょう

コードトーンの C E G をスケール上に見る

バーチカル・アプローチで縦に指板を把握する

5弦3フレットのC音から、Cメジャースケールをバーチカル・アプローチと呼ばれる、横方向へのポジション移動を抑えて下の弦に向かって弾いて行くアプローチで弾くと、下記の図の様になります。

ドレミ〜と弾いて行くと、オクターブ関係にあるCが3弦5フレットにも現れます。この音は先程のCメジャーコードの人差し指2弦1フレットのC音と同じ音になります。

これを異弦同音と言い、ギターにはたくさん出て来ますので混乱しがちになりますが、バーチカル・アプローチでオクターブの指板上のエリアを縦方向で感覚的に覚えてしまうと、指板を整理して把握することが出来ます。

コード→スケールを繰り返し弾いてみる

先にご紹介したCメジャーコードを弾いた後に、このスケールを弾いて、響きを感じてみましょう。コードを弾いてからスケール、を繰り返していくと、だんだん各音とコードの関係性が感じられる様になって来ます。

このスケール・ダイアグラムを見ると、1オクターブの音が5弦4弦3弦の3本の弦にギュッと詰まっているのがお分かりいただけると思います。ギターは大幅な運指的跳躍をしなくても、広い音域をカバー出来る楽器なのです。

Cメジャーコードは他にも基本フォームがある

今回は、皆さんが最初に覚えるローポジションのCメジャーコードでの指板の把握の仕方をご案内しました。形で覚えていたコードフォームの中にそれぞれ意味のある音が鳴っており、オクターブ関係の位置も見えて来たのではないでしょうか。

他にもあと2つのCメジャーコードの基本フォームがありますので、あわせて3つのコードフォームで、次回から指板理解を網羅していきたいと思います。

ギター演奏を、より音楽的に感じられるきっかけになれば幸いです。

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Cコードから始めるギターの基礎
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