はじめての方がギターの練習を始める前にしたいこと

全くの楽器初心者から始めるギターライフ

楽器経験ゼロから始めるギターのある生活

何から練習したらいいのか

新生活と共に新しい趣味として楽器を手に取る方も多いのではないでしょうか。現代のポピュラーミュージックに不可欠なギターは、非常に手に取りやすい楽器です。

ギターという楽器はメロディとハーモニー(コードなど)を奏でられる楽器ながら、ピアノの様に物理的に大きなものではなく、膝に乗せて抱えて弾ける、とても身近に置きやすく、楽器を趣味にしたい方のファーストチョイスになりやすいものです。

楽器経験は全くないけれど、何となくかっこいいなぁ、と手に取ったギター。でも何から練習したら良いのか分からない。そんな方も多いのではないでしょうか。

そこで、楽器経験の全くない方の『何から練習したら良いのか』というお悩みについてお話したいと思います。

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コードを覚えるより曲を楽しもう

胸躍らせて持ち帰ったギター。さあ、教則本も買ったしコレを初めから全部ちゃんとやるんだ!とやる気に燃えるギターライフ初日。買ったコード表を全部覚えよう!という方も多いのではないでしょうか。

でもコード表を覚えていくより、弾きたい曲の楽譜に取り組みましょう。パートごとに分けて、メロディを口ずさんだりしながら、曲を演奏する感覚を少しずつ体験してみてください。コードは楽曲の練習のなかで必要なものは自然に覚えていきます。

何となく弾けるようになったら、CDなどのガイドに合わせて弾いてみましょう。ギターの練習というのは、シンプルにいえばこの繰り返しなんです。

でも、なかなかうまく弾けないのではないでしょうか。当然です。何もかもが初めての経験なんですから。

いきなり弾かなくていいんです

まず抱えることに慣れよう

でも待って下さい。ギターを抱えるという事自体が全然しっくり来ていないのではないですか?

今まで経験したことのない体勢だと思います。ですので、まず椅子やソファにゆったり腰掛けて、ギターを抱えてみましょう。ギターを抱えて、ネックを優しく握ってみて下さい。

ギターの重量やバランス、ネックの太さや長さ、弦の硬さなど全てが未体験のこと。まず、この『ギターを構える』ことに慣れていくことが大切です。では何をしたらいいのか。

ギターを抱えて生活してみましょう。

何気なくテレビを見ていた時間を、ギターを抱えて過ごしたりしてみて下さい。最初はそれだけで疲れてくるもの。ネックに手を添えてみたりしながら、ギターを身近なものにしていくことで、だんだん疲れにくい抱え方が出来てきます。

まずギターを生活の中にゆっくりと取り入れてみて下さい。意味のない様にみえて、とても重要なトレーニングなのです。

リラックスした姿勢でギターを構えられる様になることで、自然なフォームが身に付いていきます。慣れないままがむしゃらに練習すると、力んだフォームで弾き始めることになり、筋肉を痛めたり、あまり効率的でないフォームがこびりついてしまったりします。こうなると修正は非常に難しいものです。

著名なギタリストでも、買ったばかりのギターを慣らすためにしばらく抱えて過ごすプレイヤーもいます。完全に慣れるまで弾かずにいる必要はないのですが、焦らずゆっくり続けるという意味でも、じっくり取り組んでみてください。

ギターライフは、あなたがギターを弾かない日々が続いても、ギターがそばにある限りずっと続いていくものです。

弦を押さえてみよう

ギターを抱えていることに少し慣れたら、左手です。弦を押さえてみましょう。そっとネックに手を添えて、一本の指でいいので、ギターの指板上のどこでも押さえてみて下さい。

エレキギターでもアコースティックギターでも、力いっぱい押さえなくても確実に押弦出来ます。

最初は痛かったりするかと思いますが、日常生活で指先に鋭い刺激が加わることは少ないものですので当然です。少しずつゆっくり弦の感覚に慣れてみて下さい。こんな感じなんだ、と実感出来ただけで、素晴らしい前進なんです。

右手で弦を弾いてみる

左手で弦を押さえたら、押さえた弦を右手で弾いてみましょう。ピックを持って、でも指で、でも構いません。

意外と狙った弦に当たらないのではないでしょうか。ギターは基本的に左手に集中して演奏します。右手は慣れると無意識に弾きたい弦や、表現したい音色や強弱にリンクしていきます。

あなたはまずその第一歩を踏み出したんです。

一音しか弾いていませんが、自ら音楽を生み出した記念すべき瞬間です。どこをどう弾いたらどんな風に鳴るのか、色々試してみてください。

僕はギターを始めて随分経ちますが、この一音を出すだけの簡単なトレーニングは今でも新しい発見をもたらしてくれます。

ギターという楽器は指だけで音が変わる

音を奏でるという喜び

ギターはピアノと違い、誰が弾いても同じ音がする楽器ではありません。弦振動は非常に複雑なプロセスを経て出音しますので、左手の押さえ方、右手の弾き方で大きくサウンドが変わります。

メロディやコード、楽曲に取り組む合間に、上記の練習を取り入れることで、ギターという楽器の素晴らしさがより感じていただけると思います。是非楽器を鳴らす喜びを感じながら、音楽を楽しんでいただけましたら幸いです。

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